2024年09月25日
ブラックリストに載ると各種カードの利用停止や制限を受けたり、新たなローンを組むことも難しくなったりします。車の購入も困難になり、多くの人が不安を抱えるでしょう。
しかし、ブラックリストに載った状態でも車を手に入れる方法はあります。この記事では、金融機関の審査をクリアするためのポイントや、審査が通りやすいローンの情報などを詳しく解説します。あなたのカーライフの再スタートに、役立つ情報が満載です。
目次
ブラックリストに載るとどうなるか?
ブラックリストに載ると、信用情報に問題があると判断され、お金に関するさまざまな活動に制限がかかります。
クレジットカードが停止され、新たなローンも組めなくなります。保証人にもなれず、貯金残高や給料が差し押さえられる可能性もあるでしょう。
借金を返し終えても信用情報には最大で10年間傷が残り、金融機関の信用回復が困難な状況が続きます。
ブラックリストに載る条件
ブラックリストに載る条件は、以下のとおりです。
用語 | 説明 |
---|---|
長期延滞 | 支払い・返済の期日より2ヶ月から3ヶ月返済が遅れる |
債務整理 | 返済できない借金の負担を減らすために、整理する |
代位弁済 | 保証会社が利用者に代わって返済する |
強制解約 | 延滞・契約違反などによる強制的な契約の打ち切り |
自己破産 | 返済できない状況なり、裁判所に破産を申請する |
<ブラックリスト掲載期間の目安>
滞納や債務整理、自己破産は5年、クレジットカードの強制解約は10年
ブラックリストに登録される情報
銀行やカード会社などの信用情報機関には氏名や生年月日、住所、電話番号などの個人情報に加え、勤務先の名称や運転免許証の番号、現在の借入額や過去の返済履歴も記録されます。
これらの情報をもとに、銀行やカード会社はその人の信用度を判断します。
特に重要なのは返済履歴です。延滞や未払いが発生すると信用に傷がつき、ブラックリストに掲載されることになります。ブラックリストに掲載されると新規借入れやローンの審査に通らなくなる可能性が高まり、お金を使う・借りるときなどに大きな制約が生じます。
自分がブラックリストに載っているか調べる方法
この記事を読んでくださっている読者の中には、ご自分がブラックリストに載っているかもしれない、と不安を感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。
ブラックリスト掲載の有無は、専門機関への申請で知ることができます。2024年9月現在、利用できる専門機関は3つあります。申請方法などは下記の通りです。
ブラックリストに載っているか調べる方法
申請方法 | 開示手数料 | 必要書類 | |
---|---|---|---|
全国銀行個人信用情報センター (KSC) |
郵送(コンビニで本人開示・申告手続利用券を購入) | 1,679円~1,800円 ※コンビニにより異なる |
・申込書 ・本人開示・申告手続利用券 ・本人確認書類の写し |
インターネット、スマートフォン ※アプリのインストールとキャリア回線の利用が必要 |
1,000円 | ・マイナンバーカード ※開示報告書の受取りまで オンラインで手続き可能 |
|
全国銀行個人信用情報センター (KSC) |
スマートフォン ※クレジットカードと電話による認証、あるいは本人確認書類2点による認証 |
データ受取:1,000円(税込)+決済手数料 郵送受取:1,300円(税込)+決済手数料 |
本人認証を書類で行う場合は、本人確認書類2点 |
郵送(コンビニで郵送開示利用券を購入) | 1,300円(税込)+チケット発券手数料10% | ・信用情報開示申込書 ・郵送開示利用券※コンビニでの手数料支払いで取得 ・本人確認書類の写し、または原本2種類 |
|
窓口 | 休止中 | ||
全国銀行個人信用情報センター (KSC) |
郵送(定額小為替証書を用意するか、コンビニで開示利用券を購入) | 1,500円 | ・開示申込書 ・開示利用券(コンビニ支払い)または定額小為替証書 ・本人確認書類の写し、あるいは原本2種類 |
インターネット、スマートフォン | 500円(税込) | 各種個人情報 |
ブラックリストに載ると審査通過がほぼ不可能になるオートローンは?
ブラックリストに載ると、オートローンの審査通過は非常に困難になります。
自動車は高額な買い物であり、ローンを組む際、金融機関は借り手の信用情報を厳しく審査します。大手金融機関のオートローンには通らないでしょう。
銀行系ローン
銀行やJAなど、大手金融機関が提供するローンは、審査が特に厳しいことで知られています。これらのローンは金利が低く、借主にとって有利な条件を提供する一方で、審査基準が高く設定されています。
収入の安定性や勤続年数、過去の借入状況が重視されるためブラックリストに載っていなくても、条件を満たさない場合は審査に通らないことも珍しくありません。ブラックリストに掲載されている状態では、銀行系ローンの審査を通過することはほぼ不可能です。
ブラックリストに一度でも載ってしまうと、低金利で有利な条件のローンを利用する道は大きく閉ざされるといえるでしょう。
ディーラーローン
ディーラーローンは、自動車販売店が提携している信販会社を通じて提供されるローンです。本人確認書類のみで申し込みが可能な点や、銀行ローンに比べると審査がそう厳しくないといったメリットがあります。
金利は銀行系のローンよりも高めに設定されることが多いですが、比較的通りやすいという特徴があります。
しかし、審査基準は信販会社に委ねられているため、自動車販売店が単独で審査を通すことはできません。ブラックリストに載っている場合、ディーラーローンでもやはり審査の通過は期待できないでしょう。
ブラックリストでもローンに通りやすくする対策
ブラックリストに載ってしまったら、もう車の購入はできないのでしょうか。現金を用意できなければ車に乗れないとなると、日々の生活に支障をきたす方も多くいらっしゃることでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。
滞納金を返済する
ブラックリストに載ってしまった場合、ローンを組むための最初のステップは、滞納している金額を全て完済することです。
ローンやキャッシング、携帯電話料金の未納が原因で信用情報に難がある場合、そのまま放置すると信用は回復しません。信用情報機関には滞納が続いているか、すでに支払いが済んでいるかの情報も記録されています。
完済すればその情報も更新され、信用情報に履歴は残るものの、信用回復への第一歩を踏み出せます。新たなローンを組む際は慎重に計画を立て、無理のない返済プラン選びが肝心です。
記録が消え、リセットされるのを待つ
ブラックリストに載ってしまっても一定の期間が経過すれば、掲載原因となった記録はリセットされます。リセットまでの期間は延滞や債務整理、自己破産などの内容によって異なりますが、一般的には5〜10年程度が目安です。
返済が必要な延滞金などを完済すると信用情報が更新され、過去の記録が消えて再びローンの審査に通る可能性が出てきます。
可能ならば急いでローンを組むのではなく、信用回復を待ってから申し込むことも得策です。焦らず、適切なタイミングで再チャレンジすることが、審査通過の近道になるでしょう。
借入額を減らす
ローンの審査を通過しやすくするためには、希望する借入額を減らすことが有効な方法のひとつです。審査では申請者の返済能力が重視され、借入額が少ないほど通過の可能性が高まります。
現状の収入に見合った返済可能な額をしっかりと計算し、無理のない金額で申請することが重要です。また、安価な車や中古車を選ぶことで、借入額を抑えるのも現実的です。頭金を用意できればローン額を減らし、審査通過の確率を上げられるでしょう。
少ない借り入れ額でのローン設定は、返済の負担軽減にもつながります。
連帯保証人を立てる
ブラックリストに載ってしまった場合でも、連帯保証人を立てることでローン審査に通る可能性が高まります。例えば、親族に連帯保証人を頼んで自社ローンを組み、その人の信用によって審査が通る、知り合いの紹介で自社ローンを利用するなどといった方法はよくみられます。
自社ローンを設定すると手数料が高額になるケースがほとんどですが、一括購入が難しい方には有効な手段といえるでしょう。
連帯保証人を立て、安定した収入のアピールで支払能力を示し、審査通過につなげることができます。
ブラックリストに載っても車を手に入れられる2つの方法
ブラックリストに載ってしまい「ローンを組めない」と嘆いておられる方も、いらっしゃると思います。
この章ではブラックリストに載っていても、現金以外の方法で車を入手する方法を2つ、お伝えします。
1.自社ローン
自社ローンは、ブラックリストに載っている方にとって特に有効な選択肢です。年収や職業、勤続年数といった要素が審査で重視されますが、ディーラーや銀行などのローンと比較すると、審査基準がゆるやかです。
生活に不自由がない程度の収入があれば、自社ローンを利用するチャンスがあります。審査に関する不安がある場合は、事前に販売店に問い合わせて審査基準や項目について確認しておくことをおすすめします。
自社ローンは利用者の実情に応じた柔軟な対応が期待でき、車を手に入れるための有力な手段といえるでしょう。
こちらの記事でも、詳しくご紹介しています。
2.カーリース
カーリースは一定期間レンタルする方法で、車を利用するシステムです。レンタカーとは異なり、数ヶ月から数年単位で利用します。毎月使用料を支払えば、手軽に車を持つことが可能です。
カーリースにも審査があり、年収や勤務状況、債務状況、借り入れ履歴がチェックされます。年収200万円以上であれば、審査に通過する可能性があるといえるでしょう。ただ、ブラックリストに載っている場合は利用が難しい可能性が高いです。
また、カーリースは車が自分の所有物にならないため、自由にカスタマイズしたり、活用したりしにくいという難点があります。とはいえ、車を手軽に利用したい方にとっては、選択肢のひとつとして検討する価値があるでしょう。
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