2024年08月23日
誰でも自動車ローンを使って車を買えるわけではありません。銀行で借り入れをする際には審査を受けなければならず、なかには審査に落ちてしまわれる方がいらっしゃいます。
この記事では自動車ローンの審査に通らない理由についてわかりやすく解説し、残念ながらローンが使えなかった方、あるいは審査に通過するのが厳しい方でも車が購入できる方法についてご紹介します。
目次
自動車ローンが通らない原因
冒頭のとおり、自動車ローンを利用するためには審査に通過する必要があります。銀行などの金融機関はビジネスで融資をしているため、貸したお金が返ってこないと損失を被ってしまいます。貸し倒れを防ぐためにはある程度厳しい審査基準を設けるのも仕方がない措置といえます。
特に以下のような方はどうしても貸し倒れのリスクが高いとみなされ、自動車ローンに通過するのが難しい傾向があります。
勤続年数が1年未満
自動車ローンの返済期間は3~10年程度と比較的長期間にわたるため、安定的な収入があるかどうかという点が一つの審査のポイントとなり、その判断基準として勤続年数が挙げられます。
就職、転職したばかりで勤続年数が1年に満たない方は勤続年数が長い方と比較すると、まだ安定していないとみなされてしまうため、審査に落ちてしまう可能性もあります。
収入が不足している
年収の額そのものも審査の基準となります。自動車ローンの場合、給与所得者(会社員)であれば前年度の年収が150~200万円以上が目安となり、それを下回っていると審査に通るのが難しくなってしまいます。
自営業の方、個人事業主の方は年収ではなく所得(年収から経費を差し引いたもの)が基準となりますので注意しましょう。また、収入源が年金のみの方は金融機関によっては対象外となってしまうこともあります。
借入金が多い
いくら勤続年数が長い方でも、あるいは年収が高い方でも、借金が多いと返済が厳しくなってしまうリスクが高いです。年収に対して借入希望額が多い場合、借入限度額に達している場合、あるいは住宅ローンやカードローンなど他の借り入れ額が多い場合は、やはり審査に通りにくくなってしまう傾向があります。
金融機関によっては、たとえば
- 無担保借入総額は前年度の年収の50%以内
- 500万円以上を借り入れる場合は、前年度年収の範囲内まで融資する
というような利用条件を設定している場合があります。
雇用形態が不安定
就業形態が派遣社員やアルバイト、パート、あるいは自営業や個人事業主の方は、いわゆる正社員と比較すると収入が不安定とみなされる可能性があります。
しかし、単純に雇用形態だけで審査に落とされるというわけでもないのでご安心ください。前述のとおり年収や所得金額、勤続年数なども考慮して総合的に判断する金融機関が多いようです。
借入額が収入に見合ってない
年収に対して希望する借入額が高すぎるのも審査に落ちてしまう要因です。だいたい年間の返済額が年収の25%以上を超えると審査に通りにくくなると言われています。
また、これは自動車ローンだけでなく住宅ローンやキャッシングなど他の借り入れも合算した数字で見られます。たとえばキャッシングですでに年収の25%以上を借りていると、新たに自動車ローンを組むのは難しくなってしまうでしょう。
信用情報に問題がある
一定期間内に自己破産をした、借り入れの返済やクレジット料金の支払い延滞をしたことがあるなど、いわゆる金融事故がある方、ブラックリストに掲載されている方も審査に通りにくくなってしまいます。
信用情報機関に請求すればご自身の信用情報を開示してもらえるので、不安な方は一度確認してみることをおすすめします。
ローンが通らない場合の解決策
以上のような条件に当てはまる方はどうしても自動車ローンの利用が難しくなってしまう傾向があります。ここからは少しでも審査の通過率を上げるためのポイントについてご紹介します。
頭金を用意する
頭金とは借り入れる際に最初に払い込むお金のことを指します。頭金をなるべく多く用意しておいたほうがローンの審査に通りやすくなります。返済額を減らすことができるので、銀行にとっては貸し倒れのリスクが少なくなるからです。
また、頭金が用意できるということはそれだけ安定的な収入があり、返済能力が高いとみなされます。まずは頭金だけでも貯蓄してからローンを組んで車を購入するという戦略も検討してみましょう。
保証人を立てる
保証人とはローンの債務者が返済できなくなった場合に債務を代わりに履行する人のことを指します。自動車ローンは保証人がいなくても利用できるプランがありますが、やはり保証人がいることで有利に働く可能性があります。
なお、保証人は配偶者や親、親族などに依頼するケースが多いですが、保証人に対しても本人と同様に審査の対象となります。正社員で勤続年数が長い方を保証人として立てることで、特に勤続年数が短い方、パートやアルバイトで働かれている方でも自動車ローンが利用できる可能性が高まります。
購入する車のランクを下げる
自動車ローンを利用することで現金を持ち合わせていなくても購入できる車種の幅が拡がります。とはいえ、年収に見合わないような高級車を購入しようとしても審査に落ちてしまう可能性があります。あくまで年収に合わせた車選びが大切です。
同じ車種でもグレードやオプションの有無で価格が大きく異なりますので、その点も考慮して選びましょう。
信用情報が解消されるのを待つ
過去に自己破産や返済の延滞がある場合、それが信用情報に記録されているため、どうしても自動車ローンの審査に通りにくくなってしまいます。概ね信用情報は5~10年間記録されるため、その期間が終わるまで待つのが最善といえます。
なお、信用情報は信用情報機関に申請すれば開示してもらえるので、信用情報に傷がついていないかを確認したい方、金融事故をいつ起こしたか知りたい方は、一度開示してもらうのもおすすめです。
持っている車を下取りに出す
現在すでに車を所有されている方であれば、その車を下取りに出すという方法も有効です。売却すれば頭金を捻出することもでき、販売店によっては下取りに出すことで値引きサービスが受けられる可能性もあります。
審査のゆるいローンを探す
自動車ローンと一口にいっても金融機関が提供する銀行ローン、ディーラー経由で信販会社と契約するディーラーローン、消費者金融やクレジットカード会社が提供するカードローンなど、借入先によってさまざまな種類があります。それぞれ審査基準が異なるため、あるローンの審査に落ちたとしても、他のローンに申し込むことで審査に通過する可能性も残っています。
しかし、審査がゆるいローンは金利が高めに設定されているケースが多いので、その点は注意しましょう。
自動車ローンの種類やそれぞれの特徴については、以下の記事でさらに詳しくご説明しています。
自動車ローンに通らなかった人に自社ローンがおすすめな理由
自動車ローンにはさまざまな種類がありますが、特に利用しやすいのは自社ローンです。自社ローンとは自動車の販売店が独自に提供しているローンプランのことを指します。ここからはその特徴について見ていきましょう。
頭金・保証人なしでもOK
自動車ローンを利用する際には頭金を用意することが求められる場合もあります。自社ローンであれば頭金を不要としている販売店も多いです。数十万円というまとまった現金を用意することが難しい方、頭金を貯めるのが大変だという方、貯金を減らしたくないという方も利用しやすくなっています。
また、保証人がいなくても利用できる可能性が高く、保証人になってくれる人がいない、家族や親族に迷惑をかけたくないという方にも適しています。
金融事故経験者でも車が手に入る!
自社ローンはお客様と販売店が直接分割支払いの契約を結ぶため、厳密にいえば借り入れをするローンとは異なります。そのため、販売店独自の審査基準さえ満たしてれば車を購入することが可能です。
銀行や信販会社では必ず信用情報が参照されますので、過去に金融事故を起こした履歴がある方は審査に通過するのは難しいです。しかし、自社ローンでは信用情報まで確認するようなことはありません。過去に自己破産をされた経験がある方、返済を延滞されてしまった方であっても、問題なく分割支払いができると判断された場合は車を購入することが可能です。
審査に不安な方はカーリバにご相談ください!
銀行ローンやディーラーローンの審査に落ちてしまったという方でも、自社ローンであれば十分審査に通過できる可能性はあります。
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