2024年08月27日
価格は中古車よりも安く、納品には新車のような時間がかからない新古車。車を買い替えたい人にとって、魅力的な選択肢のひとつでしょう。
ニーズは多いものの市場に出回る台数が少なく、発売すると比較的すぐに売れてしまう新古車が多いようです。
今回の記事は「新車には手が届かないけど中古車ではなくて、できれば新古車がほしい!」という方は必見。ぜひ、お読みください!
目次
新車よりお得な新古車とは?
新古車とは、いったん人手に渡ったけれども走行していない、あるいは走行距離がごく少ない車のことをいいます。購入されたものの実際は使われなかった、あるいはごく短距離を走行したという状態です。
実質的には新車ですが登録上は中古車なので、新車を購入するときに支払う税金(自動車税・環境性能割・自動車重量税)も支払う必要がありません。
次の車検までは重量税も不要です。また、軽自動車を新古車として購入すれば、翌年の3月までは軽自動車税が免除されます。
諸条件にもよりますが、新車と比べてかなりお得に購入できる可能性が高いです。中古車並みのスムーズな納品も、うれしいポイントのひとつといえます。
試乗車や展示品が新古車になる
ほぼ未使用の状態で、中古車市場に出回っている新古車。なぜ、そのような車が販売されているのでしょうか。
新古車の主な元所有者はディーラーです。新車販売店の店頭に展示されたり、新車を購入したい人のために試乗車として使われたあと、中古市場にデビューする車両が中心になっています。まれに、個人に所有され何らかの事情で、ほとんど乗らずに手放されるケースもあります。
短い期間のみ新車として所持され、すぐ市場に出回る新古車であり、「未使用車」という表示がされている中古車販売店もあります。
新古車を購入するとき、おすすめのローンは?
比較的リーズナブルな新古車といっても、やはり、車の購入は大きな買い物。現状にあった、最も利用しやすいローンを探したいところです。
新古車購入時に利用できるローンには、どのようなものがあるのでしょうか。
主に新車を対象としたディーラーローン
ディーラーローンは販売店で車を購入するとき、いっしょに契約できるローンを指します。基本的には新車が対象です。信販会社が提供するローンで、組む前に審査がありますが、車を担保に融資を行うため貯金がなくても組めるローンです。
企業や団体などに正規雇用されていて毎月、定期的な収入があれば問題なく審査は通るでしょう。ただ、勤続年数が少ないなど、返済に不安要素がある場合は厳しいこともあります。
また、非正規雇用や年金受給、無職など月々の返済に不安がある状況でも、審査通過は難しくなるでしょう。
審査が厳しい金融機関のローン
銀行や信用金庫などの金融機関では「マイカーローン」「自動車ローン」等の名前で、車を買うときに利用できる金融商品を用意しています。
金融機関のこうしたローンにも、審査があります。審査の申し込みには、定期的な収入があることや、金融機関のブラックリストに載っていないことなどが前提になるでしょう。
審査基準はまちまちですが、大手銀行では審査が通りにくく、地銀や信用金庫では比較的審査が通りやすい傾向にあるようです。
ディーラーローンや金融機関のローンより通りやすい自社ローン
自社ローンとは、自動車販売店が提供する独自の分割払いサービスです。主に中古車販売店で取り扱われています。
販売店が直接審査を行うため、通常の自動車ローンに比べて審査が通りやすく、結果が早く出るのが特徴です。転職したばかりの人や過去に金融事故を経験した人なども、条件を満たせば利用が可能なケースも多くあります。
中古車販売店を中心としたサービスだから、複数のメーカーから幅広く車を選べる点もメリットといえるでしょう。
場合によっては手数料や保証料がかかることや、他のローンと比較して支払期間が短く、月々の支払い額が高くなることも。保証人が必要になる場合もあります。
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自社ローンで新古車を購入するメリット
自社ローンで新古車を購入するメリットは多岐にわたります。
まず、自社ローンは販売店が独自の審査基準を持ち、通常のローンに比べて審査が通りやすいことが挙げられます。審査結果もスピーディーです。
さらに、自社ローンは信販会社や銀行などを通さないため、信用情報機関にクレジットやローンの契約・申し込みに関する情報が登録されないこともポイントのひとつ。将来的な住宅ローンや教育ローンの審査に影響を与えません。
登録上は中古車ながら、新車に近い品質の新古車。コストパフォーマンスを重視する方にとって非常に魅力的な選択肢であるほか、車の購入にハードルを感じる方にも利用しやすいローンともいえるでしょう。
自社ローンで新古車を購入するデメリット
自社ローンで新古車を買おうとするときは、いくつかのデメリットも心得ておくと安心です。
不払いリスクがあっても利用できることから、遅延・不払いに備えて利用時に、保証人や保証会社を立てる必要のある自社ローンがほとんどです。
安定した収入がある人でないと、保証人として認められません。その場合は、利用料の高い保証会社を勧められることになります。
また、ローンの利用限度額や分割回数に制限があれば、希望の車を選べない可能性もあるでしょう。さらに金融機関などのマイカーローンと異なり、自社ローンで購入した車はローンの完済までは所有権をもてないので注意が必要です。
自社ローンで新古車を購入するときのポイント
自社ローンは、ディーラーや金融機関のローン審査に不安がある方にも利用しやすい選択肢です。
一般的なローンで重視される支払遅延や債務整理の履歴に寛容ではあるものの、利用にはいくつかの判断基準があります。たとえば、
- 直近の年収と借入状況
- 月ごとの返済可能額
- 用意できる頭金
- 保証人を立てられるかどうか
などがポイントになるでしょう。審査方法は販売店によって異なりますが、書面や対面で行われることが一般的です。
販売店ごとに審査基準は異なりますが、現状の収入や支払い能力を証明できれば、審査に通る可能性はじゅうぶんにあるといえます。
頭金・保証人を用意する
自社ローンを利用する際、特に重要なのは頭金と保証人です。
頭金を用意することで審査に通りやすくなり、その分、借入金額も軽くなります。
また、保証人を重要視するケースも多いようです。企業や団体などに勤務していて、安定した収入がある親族の方などを保証人として立てられれば、販売店側はリスクが少ないと判断するでしょう。
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