自社ローンとは

自社ローンは自動車販売店が独自の方法や基準で契約を結ぶため、審査が普通の自動車ローンと比較してゆるい傾向があります。
しかし、その分手数料や保証料が上乗せされているのが実情です。
中には法外な金額を上乗せしてくる業者も存在するので気をつけましょう。
トータルでいくらかかるのか、そして車両本体価格、諸経費、手数料、保証料などの内訳ごとに金額を確認することが大切です。

自社ローンの契約を結んだ場合、毎月支払いを続けていかなければなりません。
自動車は非常に大きな買い物ですので、「購入して維持していけるか」「毎月支払いを続けていけるか」としっかりと考えた上で判断する必要があります。
契約内容に関してしっかりと説明してくれるかどうか、疑問点に答えてくれるかどうかも重要です。

自社ローンには契約書のほか本人確認書類や住民票、収入証明書、引き落とし用口座の情報、印鑑など、さまざまな書類が必要となります。
こうした書類はお客様にとってはわかりにくい点であるため明示されていない、あるいは十分に案内してもらえない業者はあまり親切とはいえません。
また、特に契約書がない、あるいは記載されている内容がわかりにくい場合、後からトラブルに発展するおそれもあるため注意しましょう。

前述のとおりトータルの金額と内訳の把握をしておくことは非常に大切です。
特に不当な金額を上乗せしようとしている業者は内訳を隠したがります。
内訳を出してもらってもそれが何の費用かわからない、「諸経費」や「手数料」がやたら高額になっている場合、怪しいと言わざるを得ません。
不明瞭な点について質問してもはぐらかされたり納得いく回答が得られなかったりした場合は、一旦その業者で本当に車を購入すべきかどうかを考え直してみられることをおすすめします。

車は購入した後も車検費用や点検・メンテナンス費用、ガソリン代、駐車場代、税金など、さまざまな維持費がかかります。
今後生活に支障がないようあらかじめこうした費用がどれくらいかかるのかを確認しておくことが大切です。
もちろん、車種や車の状態、使用頻度などによって異なりますが、まっとうな販売店であれば目安を教えてくれるはずです。
もし尋ねても答えてくれない場合は、とにかく車を売りつけようとしているか、車に関する知識がない可能性もあります。